2020年11月15日日曜日

カウンセラーとしての昨今の悩み

 



最近、心理カウンセラーとして公開している電話番号に
男性から電話がかかってくることが増えた。

聴けば、
「ツイッターで先生のカウンセリングのことを知り、
先生のおっしゃっていることが…」みたいな感じで
話が始まり、
ご自身の悩みを打ち明けようとする。

電話でのカウンセリングは基本、受け付けていないし、
そもそも女性限定のカウンセリングルームなので、
そのままお悩み相談にのることはないのだが、
あまり邪険にしてもまずいという気持ちが働く。

なにしろ、ツイッターで一体だれが何を書いているのやら、
そのあたりのことが全く分からないので、
ちょっと気味が悪い。

決して悪く書かれているわけではなさそうだが、
誰か、私にカウンセリングを受けたことのある男性が
ツイートしているとしたら、
一体、誰?

コロナ禍の中、
夫婦の問題でカウンセリングを受けた方が数組いるので、
そのうちの誰かが感想を書いているのか。

とにかく、そのツイートを見た別の男性が、
そのツイートに反応して、
直接、私に電話をかけてきている様子なので、
受け答えには慎重にならざるを得ない。

女性限定にしているのは、
カウンセリング目的でない男性と個室で1対1になるのを
避けるためで、
夫婦の問題でカウンセリングを受けたい場合は、
初回だけはご夫婦、またはカップルでご来所願っている。

2回目以降は
相手がいては本音で話ができないと思うので、
個別面談になる。

その旨を電話でお話しすると、
結局は具体的にカウンセリングするには至らず、
それはふたり揃わないからなのか、
別の理由があるのか、わからないが、
とにかく今だ電話の主たちは眼前には現れていない。

こうした電話や、ツイッターでの評判など、
目に見えない相手の動向は
やはり少し不安を掻き立てる。

ホームページを作成し、
不特定多数の人に発信している以上、
想定内のことだとは分かっているが、
なかなかなじめずにいる。

数年前、時折かかってきた夜中の電話で、
「ホームページの先生の写真みました」みたいな、
明らかにいたずら目的なものとも違う内容なので、
どう対応したものか。

以前、電話でもっときわどいことを言われたこともあるが、
それには毅然とした態度でお断りが入れられたので
困ったことに発展したことはない。

しかし、今回の一連の相談内容は
一言でいえば、「パートナーへの嫉妬」について。

嫉妬とは
愛する者が他に目を向け、愛情が離れていると感じること

寂しい気持ちから
「やきもちを焼く」程度から、
妬み・恨み・憎悪へと嫉妬の気持ちは増殖する。

寂しい男性心理が
ツイッターに共感の言葉を見出し、
発信者に教えてもらって(そのように電話でいうので)
私を探し出し、電話してきているのか。

いずれにせよ
どこかでお目にかかることになるかもしれないが、
今はまだ少し不穏な感じで、
不安を覚えるネット社会の繋がり方である。

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