2021年7月11日日曜日

晴れ女の災い

 













7月11日日曜日、
雨のシリーズの第2弾の本摺りを決行。

ここのところ、ずっと毎日毎日
雨降りだったので、本摺りにはこれ幸い、
湿度があって真夏の暑さになる前に
本摺りを終えようという算段だ。

が、しかし、
土曜日に和紙の湿しをし、絵具を作り、
日曜日に本摺りをしようと段取りを整えたが、
先週の後半から徐々に週末の天気予報が
雨から晴れ間もあるという方向に変わってきた。

計画を立てた頃は当分、連日、雨が降り、
梅雨明けは14日の水曜日ごろという予報だった。

その感じだと、
水曜日のお茶のお稽古の時は晴れて、
着物を着るのに好都合と
お社中の友人に喜ばれそうだと
自称晴れ女としてはほくそ笑んでいた。

そうなる前に、木版の本摺りは終えないと、
真夏の気温に突入しては本摺りができなくなる。

本摺りは和紙を湿して行い、
和紙の縮むのを回避するため、
クーラーが使えないので、
気温30度あたりが限界なのだ。

というわけで、
雨が降り続いている梅雨明け前が最後のチャンス。

しかし、いざ週末になると土曜日も久しぶりの晴天になり、
日曜日も朝からピカピカの上天気。
夕方から雷雨の予報だったが、
今のところその気配はまったくない。

くくく、残念。
晴れたか。

世の中に晴れてこんなにがっかりしている人も
そうはいまいが、
嘆いていてもしかたない。
晴れ女の面目躍如、
天気予報を覆す女。

天気が覆ったせいで、
ダンナはヨットに乗りに出かけて行った。

私はうまく朝4時に目が覚めたので、
そのまま起きて、本摺りをスタート。
少しでも涼しいうちに作業を前に進めねば…。

最近ハマっている米津玄師さまに背中を押してもらい、
したたる汗をものともせず、
作業すること約10時間。

無事、9枚の本摺りが仕上がった。
雨のシリーズ第2弾
タイトルは「雨音」

本当は雨音をBGMに本摺りしたかった~。

まあ、きれいに仕上がったので文句は言うまい。
きっと仕事の後のビールは格別だろう!











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