2021年7月25日日曜日

開会式に文句タラタラ







22日から日からオリンピックの日とやらで
4連休になった。

開会式は23日の午後8時からだったが、
前々日には女子サッカー、前日には女子ソフトボールと
リーグ戦の日にちがかかる競技は
少し前から始まった。

23日の昼過ぎには
ブルーインパルスによって
五輪の輪が大空に描かれ、
徐々に大会の雰囲気が盛り上がりを見せていた。

個人的にはオリンピックのチケットを取ったわけでもないので、
無観客になったからと言って
ガッカリすることもなかったが、
開会式は自国開催としてどんな風になるのか
楽しみにしていた。

しかし、開会式直前になって
開会式を演出した人物が辞退したり、
式典に使用する曲の作曲者が辞めさせられるという事態が
発生し、
一体このオリンピックはどこまでケチがつくんだと
呆れるばかりの状態になった。

開会式に関わるメンバーは
それでなくてもコロナのせいで
だいぶ前に当初の野村萬斎チームから
節約・倹約チームへと交代を余儀なくされた。

更にその節約チームの長だった人物も
渡辺直美を揶揄するような発言があったことが
発覚するや、
またもや交代。

そんなこんなのゴタゴタのさ中に
森喜朗が女性蔑視の発言をし、
大会の委員長まで橋本聖子に交代するという事件もおきた。

こんな状態では
誰がリーダーで、
どんなコンセプトで行うのか、
もはや誰にも分からないし、
残った関係者も
いつ過去の発言やら映像やらで炎上するか、
おちおち寝てもいられないという状況だ。

5年前のリオデジャネイロの閉会式の時、
安部マリオが登場し、
コンテンポラリーダンスで東京をアピールし、
小池さんが豪華な着物で大会フラッグを引き継いだ時には
日本のパフォーマンスにはセンスの良さを感じたし、
先進国としてパワフルな印象を受けたので、
さぞや素敵な開会式になるのではと期待した。

しかし、23日の午後8時、
無観客の国立競技場ではただ何となく式が始まり、
パフォーマンスも会場の広さだけが空しくなるような
ショボい感じだというのが
第一印象であった。

アナウンサーの声で
何を表しているとか説明が入るのだが、
一向に心に刺さることなく、
コンテンポラリーダンスの時の
ダンサーが引っ張る赤いゴムがうねうねとのたうち回っていた。
(赤いゴムは血管を表していたらしいが…)

とにかく予定時間をオーバーして
日付が変わるのでは思うほど、
ダラダラ続いていたので、
途中で何度も飽きてチャンネルを変えたから、
順番が怪しいが、
選手の入場行進もすこぶる変な感じだった。

まず、プラカードを人や
お迎えして手を振る人などの衣装がとてつもなく、変。

漫画の吹き出しを模したプラカードを
アニメに出てくるようなダボダボのシャツを着た人が
持っているのだが、
その役に応募した人が恥ずかしくて着たくないと
コメントするようなおかしな服装だった。

お迎えする人も黄色いダボっとしたTシャツで
そちらもアニメの何からしいが、
大人なんだか子どもなんだか、
よく分からん幼稚な印象の服装だった。

日本の文化を強調するなら他にいくらでもあると思うが、
アニメにしようと誰が言いだして
誰がそれに賛成したのか?

入場する各国の選手も閉会式並みのリラックス度で
スマホで写真を撮りまくりながら、
ざっくりと入場してくる。

以前はきちんと揃いのスーツに身を固める国が
多かったのに、
今回はスポーツウエアのデザインの国も多く、
よりカジュアルな印象だ。

そんな中できちんとしたnationalcostumeを着た
アフリカや聞いたこともないような小さな国の面々は
凄く素敵だった。

日本も着物というnationalcostumeがあるんだから、
行進の時の選手団は無理なのかもしれないが
他の場面の人はもっとストレートに
着てほしかった。

プラカードを持つ人とか…。
お迎えする人とか…。

オリンピックの旗を持つ5大陸代表みたいな6人は
着物をアレンジした洋服を着てたみたいだが、
体格の良すぎる外人女性の背中に
お太鼓の帯みたいなものが蝉みたいに止まっていて、
笑うしかなかった。

全編を通して、
すっきり分かりやすかったのは、
真矢みき率いる纏をもった江戸の若衆と提灯ぐらいで、
あとは日本らしさをアレンジして
伝統と現代を融合させようとしているのか、
どれも中途半端なものになってしまった。

橋本聖子の話もバッハの話も
とにかく長かった。

長い上にコロナのことがあるから暗い。

華美なものは控えようということか
橋本聖子の着ているものも
いつもと同じパンツスーツなので、
見ていて面白みがない。

最後に大好きな上原ひろみを引っ張ってきて
一瞬、「お!」と思ったが、
なぜか海老蔵の「しばらく」の舞と組み合わされ、
どっちを見たらいいのやら?
お互いにやりずらかったのではないだろうか。

なにしろ長くて、
いつテレビのスイッチを切ろうか悩むほどだったが、
ミーシャの堂々とした国歌斉唱と
最後の大坂なおみの聖火点灯だけは
可愛かった!

4連休、
私はカウンセリングと木版の彫りという
仕事モードで過ごしているが、
そんな真面目な日常に
オリンピック選手の活躍とメダルの報告が
唯一の楽しみなのだから、
是非、日本選手には頑張ってほしいところだ。

因みに今のところ
「推しメン」は女子ソフトボールの後藤希友20歳。
上野由岐子投手が疲れた時に交代で登板し、
ピンチを切り抜け、
堂々としたピッチングを見せてくれた投手だ。

もちろん大坂なおみちゃんも初戦突破したので、
優勝目指して頑張ってほしい。

スケボーの金メダルを取った男の子も
イケメンで可愛い感じなので、
今夜は何度もハイライトで見てみよう。

毎日、いろいろな競技があっちこっちで行われ、
歓喜の声や無念の涙が流される。
コロナが大爆発しないことを祈りつつ、
暑い暑い毎日は
なるべくおうちで過ごそうと思っている。




 

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