2021年7月14日水曜日

「病児保育」児のお食事

 














最近は晴れていたかと思ったら、
一転にわかにかき曇り、
バケツをひっくり返したかのような豪雨になる。

晴れ女としては
そんな時でも決して雨には当たらないと自負していたが、
昨日はちょっと違った。

いつも通り、火曜日はシポリンワークの日。
先週はコンサートと重なり、
1回パスさせてもらったので、
2週間ぶりに腕を振るおうとちょっと早めに家を出た。

ここ3週間、孫2号の由依が
RSウィルスだの風邪だので
鼻水をたらしつつ、発熱状態が続いているらしい。

週末、自宅で過ごしていた時は大丈夫だったのに、
いざ、親たちが出勤という週明けのタイミングで
また発熱。

月曜日は急遽、「病児保育」をお願いし、
火曜日も引き続き「病児保育」
そうなると、孫1号が通っている保育園とは
預ける時間もお迎えの時間も違うし、
場所もあっちとこっちと全く違う方向にある。

つまり、病気の子どもを病児保育に預けるために
両親のどちらかがリモートワークになって
バラバラの時間に預けたり引き取ったりすることになる。

私が料理当番の火曜日は
ママが出社でトトがリモートワークの体制になり、
私がお邪魔している間中、
婿殿は自室でリモートワークということになった。

おとなしくて口数の少ない婿殿なので、
義母を迎えて気を遣うのは婿殿の方だが、
義母の方だっていつもどおりというわけでもない。

とにかく、
発熱が続いて食欲も落ちている孫2号のために
何か食べられるものを作らねば。

婿殿がいつ昼食をとるとか気にすると思って
12時半から13時の間に伺うと
あらかじめ前の日に連絡を入れ、電車に乗った。

家を出た時はピーカンの晴れだったので、
何の心の準備もないまま、
電車が平和島のあたりに着いた頃、
突然、空が黒くなって、
大粒の雨が電車の窓をたたきつけ降ってきた。

車内の乗客と同様、
「うそ!」と叫び、きょろきょろ見渡したが、
雨は激しさを増すばかり。

下車駅に降り立つと駅前の道は
川のように水が流れ、
遠くに雷鳴さえ聞こえる。

折り畳み傘は持っていたが、
大して役に立たないが、行くしかないので、
勇気を出して歩き出した。
毎度、脇を通る車のタイヤが羽散らかす水しぶきが
漫画のように跳ね上がって
私の新着のパンツをずぶ濡れにしてくれた。

たった6分ほどの道程の終わりごろには
雨が小やみになってきたが、
時すでに遅し、
私は全身水浴びをしたような状態で
娘の家に到着。

晴れ女も時にはこんな手痛い仕打ちに合う。

気を取り直し、
調理開始。
婿殿はやはり気を使って部屋に籠って
出てくる気配はない。

献立は
「鶏モモ肉のネギ塩」
「キャロット・ラぺ」
「ぶり大根」
「けんちん汁」
「うずまき卵焼き」
「ブロッコリーのガリバタ炒め」
「グラタン」
「ひじきの煮物」
「えのきとアスパラの肉巻き」
「トマトとオクラの胡麻酢あえ」
「厚揚げと小松菜の煮びたし」
以上11品。

4時に病児のピックアップ、
4時半に保育園のお迎えと、
バラバラなところに婿殿がお迎えにいってくれ、
抱っこバンドに孫2号、
ヘルメット姿の孫1号をつれ帰宅。

娘の同じ格好を見ても
「子育ては大変だな」と思うが、
婿殿のその恰好を見ると
ますます子育て世代の大変さが身に迫る。

5時ごろ玄関先でわやわやしているところへ
早帰りの娘も帰宅し、
娘ファミリーが全員揃った。

同じ家のあっちとこっちで
何となく漂っていた緊張感が一気に溶け、
賑やかな志帆の声で家の温度が急上昇。

発熱娘も多少鼻水は残っているが、
明日からはいつもの保育園に行っていいと
お許しがでたという。

すっかり忘れているが、
ふたりの子どもの子育ては
ひとりが病気になったりすると
その大変さが倍増する。

更に両親が共働きの今の子育て世代は
誰かの手助けなしには到底乗り切れない。

食べさせてみれば、
由依の食欲は元通り、
「ぶり大根」と「卵焼き」がお気に召したようで、
手づかみ食べの練習もかねて、
すごい勢いで口に運んで食べてくれた。

この慌ただしいわやわやこそが
子どもが元気な証拠なので、
まずは一件落着、
めでたしめでたし。

ばぁばのお役目も果たせましたとさ。






















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