夕べは
パティシエ学校の講師6人で横浜中華街に出向き
ローカルなレストランで新年会を行った。
6人全員がそれぞれの科目の非常勤講師だ。
普段はなかなか同じ曜日の授業ではないので
お目にかかることは少ない。
それでも何かしら共通点があって
展覧会に行き来したり
食事会に参加したりしてきた。
今回は横浜校に勤めているので
中華街のレストランで新年会をという
運びになった。
私は早めに行って、
たまには関帝廟にお参りしたり、
中華食材が欲しかったので
ショッピングを楽しむため、
ひとりで中華街をぶらつくことにした。
関内駅から徒歩10分
2つの中華街ならではの門をくぐり
次第にメインストリートが近づいてくる。
旧正月前の賑わいがすごいのではと
思っていたが、
例の高市さんの発言のせいか、
景気の悪さが影響しているせいか、
インバウンドの観光客はもちろん
日本人も中国人も人はまばらで
閑散としていた。
旧正月をお祝いする電飾系も
例年よりショボい気がする。
それは昨年末のクリスマスの時にも
同じように感じたので
日本中、中華街も含めて
こうしたお祭りや催事に
お金がかけられない状況なのかもしれない。
メインストリートの中にある
中華食材のお店で
お目当ての中華スープの顆粒だしと
缶に入った中華味の素を買った。
普通にスーパーやデパ地下で
手に入れられなくもないが、
断然、中華街で買う方が安いので、
こうした機会に求めるようにしている。
しかも安いだけではなく
詰め替え用があったり、
大きな缶のものもあるので、
お得感満載だ。
もちろん私は詰め替えタイプと
大きめの缶を購入した。
急に重くなったバッグをさげ
関帝廟方向に向かうと
遠くに大きな赤い提灯が見えてきた。
浅草浅草寺入口の大きな赤い提灯は有名だが
関帝廟の赤い提灯も迫力がある。
もうすぐ陽が落ちる夕暮れの空に
ライトアップされた本殿が浮かび上がり
周囲を囲む赤い提灯の灯が美しい。
ここは観光客というより、
日本にあって横浜という地に住んでいる
中国人のための祈りの場という感じだ。
こちらも人影はまばらだったが、
階段の上の本殿の前では
中国式のお線香を手にした女性が
熱心にお線香を上下に振りながら
お祈りしていた。
長いお線香の先から立ち上る白い煙が
お線香を振る度に大きく揺れ動き、
香りが際立ち階段下まで降りてくる。
異国の人の祈りの場なんだという気がした。
階段下で受付のおばちゃんから
お祈りの仕方を教えてもらっている
日本人の若いカップルが、
長いお線香を手に真面目に話を聴いていた。
デートで中華街に来て
「面白そうだからやってみようよ」と
いうことだとは思うが、
ただ表通りで台湾から揚げを立ち食いしている
若者よりずっといい中華街の楽しみ方だ。
約束の時刻になり、レストランにいくと
三々五々、他のメンバーもやってきた。
「華錦飯店」というローカルなレストラン。
たまにテレビの取材とかで出てくることもあるが
メインストリートから市場通りを抜け
かなり外れたところにあるので、
ミーちゃんハーちゃんの知るところではない。
隣で魚屋も営んでいるので、
メニューにたくさんの魚介類が入っているのが
魅力のひとつだ。
今回のメンバーで中華料理に精通しているのは
香港に居住していたことのある人ということで
いつのまにか料理の注文はすべて
私が担当することになった。
きさくな中国人のお兄さんが
今日仕入れられているオススメ魚介を
教えてくれたので
「白貝の蒸しあんかけ」を筆頭に
「ヤリイカとネギチップの塩胡椒炒め」
「蒸し鶏の胡麻味噌ソースかけ」
「海鮮煮込みそば」「海老の大葉巻き」
「特製焼餃子」「海鮮あんかけ炒飯」
「揚げ豆腐の中華家庭風煮込み」
「何とか入りとろみスープ」など。
とろみスープの中に入っていた髪の毛みたいな
もずくのようなものは
滅多に日本では使われない中華食材で
中国や香港では
冬になると出てくる体が温まるスープだ。
ここにも貝柱や海老やいかなど
ごろごろと魚介が入っている。
味付けは塩ベースで
最後に卵の白味が入ってかき玉になり、
とろみもつけているので
冷えた体にじわっと染み入る美味しさだ。
写真は「白貝」というはまぐりとあさりの間
みたいな平たい貝の蒸しもの。
あんはネギやショウガの効いた中華スープの味。
白地に青い縞々模様がきれいな貝で
平たいくせに身はぷっくりしていて
とても美味しかった。
いわゆる中華のコースでは
お目にかかれないような料理の数々。
大昔、香港に住んでいたことがあるという
昔取った杵柄で
お兄さんと相談したり、勘を働かせ
注文したものはすべてとても好評だった。
メンバーから
「また、誘ってくださいね」と
口々に言われ、
夏にもまた「暑気払いの会」を約束した。
本当はこんな風にお店の人と仲良くなり
一般的でないオススメの料理を
愉しめるのが
中華街のレストラン利用の極意だと思う。
なかなかそういう頻度で来られないのを
残念に思いつつ、
「推しレストラン」を見つけたようで
嬉しかった。
5年物の紹興酒が美味しかったことも
付け加えておこう。









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