2020年10月12日月曜日

「82年生まれ キム・ジヨン」鑑賞

 


2日続けて映画館で映画を観た。
最寄り駅に映画館があるのはありがたい。

今日は「82年生まれ キム・ジヨン」

韓国映画で、まさに現在の韓国のお話。
主人公は1982年生まれ、現在38歳の女性キム・ジヨン。

彼女は広告代理店で働いていたが、数年前に結婚。
現在2歳2か月の女の子がひとりいる子育て中の母親だ。

子供が生まれ、家事と育児が大変なので、
仕事はやめ、専業主婦の状態だが、
なぜか精神的に追い詰められている。

ダンナさんはサラリーマンで、優しい人だが、
日中の育児はワンオペにならざるを得ず、
孤立感が彼女を襲う。
そして、周囲の心無い言葉や無理解が高じると、
時折、別人格が彼女に憑依する。

韓国の働く女性の結婚・出産・子育ての問題。
嫁姑問題、男子が女子より圧倒的に重用される社会の構造。
男性の男尊女卑の考え方と世間の目など。

私にもどんぴしゃ1982年生まれの娘がいるせいか、
とても他人事ではないとないと思って観ていた。

女性が結婚し、子供を産むと
たちまちぶつかる問題としては日本も同じようなものだが、
一世代昔かと思うような韓国の社会構造が
つぶさに描き出されていて、
途中から涙が止まらなくなってしまった。

主人公は産後うつと言ってしまえばそれまでだが、
その喪失感や孤独・無理解・やるせなさなど、
自分にも当時、あったなと思う感情を思い出した。
しかし、それを何とか乗り越えてきたのだが…。

今では思い出せないほど昔の出来事だが、
我が娘にしてみれば、
On Timeの出来事なので、
今この映画を観たら、
きっと身につまされるのではないだろうか。

この映画には
主人公と精神科の医者とのカウンセリングの様子も出てくる。
だから、韓国のカウンセリング事情も垣間見え、
心理カウンセラーとしての興味も掻き立てられ、
とても身近なテーマの映画だと感じた。

昨日観た「ミッドナイト・スワン」は
カウンセラーとして追いかけている
トランスジェンダーの人の話だったけれど、
「82年生まれ キム・ジヨン」は
長女とちょうど同じ年生まれの女性のお話なので、
今日は母親の視点で観ている自分がいた。

古くて新しいテーマ、
「女性の生き方・人生の選択の問題」

最後は我が娘の人生と重ね合わせ、
うまく子育てと仕事を両立させて
自分らしい人生を歩んでいほしいと願っている私がいた。


0 件のコメント:

コメントを投稿