2025年12月27日土曜日

お正月準備 花と松前漬

 









Xmasが終わり、一息ついたところで
いよいよお正月の準備に入る。

昨今はお正月の準備と言っても
おせちのセットを予約して
自分ではお雑煮ぐらいしか作らない家庭が多い。

周囲の友人達も
おせち料理はみんなあんまり好きじゃないので
蟹やおさしみがメインかなという話だ。
中には焼肉というおうちもある。

しかし、我が家は結婚1年目から
自分で作れるものは手作りすると決め、
できればかまぼこと小肌以外は自作にしようと
年末は買い出しとおせち作りに追われるのが常だ。

昔は転勤先の香港にまで餅つき機を持ち込み
変圧器で電圧を調節してまで
自宅でお餅も作っていた。

しかし、2代目の餅つき機が壊れた数年前から
お餅はついていない。

正月準備をあれこれするということは
それに必要な食材や小物などの買い出しが
まず必要なわけで、
毎年、カレンダーと相談しながら
何回かに分けて買い出しをする。

日持ちの問題もあるし、
花屋さんの最後の入荷が何日かなど、
また、29日に飾るのは「九飾り」といって
九と苦が同じ発音なので縁起が悪いとか、
お祝いごとゆえの気も遣う。

また、とにかく物価高騰の折、
何をどこで買うのか買わないのか、
今年は何を作るのか作らないのか、
お財布との相談もしなければならない。

ダンナからは「伝統的なもの以外作るなよ」と
お達しがでていてムカつく。
「そんなの作る私の勝手でしょ。
あんたの指示は受けないわ」
そう心の中では思うものの
一応、頭の端に入れておく。

お正月準備は私にとって『儀式』みたいなもの。
1年の締めくくりに
この1年に起きた出来事を振り返り、
反省したり感謝したり。

今年の前半は出版という大きな挑戦があり、
6月下旬には脳の外科手術があり、
後半は比較的早くに現場復帰したものの
大元の立ち眩みの原因究明に時間がかかった。

そんな中、来年の個展に向け、
超巨大な版画の制作に
後半は相当な時間と体力を費やした。

それでもなんだかんだ言いながらも
こうして年末を迎え、
無事に1年が終わろうとしている。

そういう振り返りの時間として
お正月準備はとても大切な時間なのだ。

今日はその第1弾。

まずはお正月の花を剣山をつかって生ける。

食材は何回かに分け買いそろえつつあるので
今日、買ってきたのは
「花」と「三浦大根と京人参」

午前中にスーパーで買い出ししたアイテムは
デリバリーを頼んでしまったので
手で持ち帰ったのは主にこの2種類。

「花」はデリケートなものだし、
「三浦大根と京人参」はデリバリーを頼んだ
スーパーには置いてなかった。

「三浦大根と京人参」は相当マニアックな食材なので
近所のおばちゃん達の手には負えないのかもしれない。

しかし、私のおせちには必要なので
「花」を左手に「大根人参」を右手にもって
リュックにはカーブスの着替えの上に
リンゴや笹の葉をいれ帰宅した。

午後、まずは生け花方式で
花器にお花を生けた。
今年のメインは黄色い糸のような菊の花。
花火のように繊細な花弁がシュルっとのびて美しい。
あとは荒神松や白い小菊、紫の葉牡丹など。

生けたお花がリビング窓寄りの
カトラリーボックスの上に飾られると、
リビングの空気が一気に変わり、凛とする。

「さあ、お正月の準備いくわよ」と
私の中で号令がかかる。

そして、始めにとりかかるのが「松前漬」だ。
「寿留女」と書かれたするめを
機械で切られたものより少し太く
キッチンバサミでチョッキンチョッキンと切っていく。

作業中の当ては「あぶったイカの足」
頭の中には八代亜紀の歌がぐるぐる回っている。

しょっぱいものの次は甘いものなので、
「御座候」もちゃんと控えている。

このチョッキンチョッキンの合間に
この1年にあったことを思い出し、
お目にかかった友人やクライエントさんの顔を
思い出しながら
回想するのが私のお正月準備第一弾なのだ。

そして毎年、うさぎの顔つきのパテを焼くための器に
するめと昆布と人参の千切りを入れ
ドボドボと日本酒を注ぎ入れる。

日本酒と醤油は1:1と母からは教わったけど
今では日本酒と醤油は8:2くらい。

昔よりどんどん塩っ気が少なくなっている。
そうやって我が家の味は母から受け継がれ
何十年経っても
お正月にはなくてはならない一品になった。

27日に漬け込み
元旦の朝にはちょうど食べごろになる。
まずは一丁上がり!














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